こんにちは〜!
まだまだ肌寒い日もありますが、日差しはだいぶ春らしくなってきましたね!
日本では3月4月は卒入学時期で出会いと別れ、仕事的にも年度の切り替わり時期に当たり、新たなスタートの時期でもありますね。
そんな新たなスタートの時期にこんな目標を決意も新たに持っている人も多いはずです。
「今年こそは運動しよう!!」
そんなみなさんの背中を押すためにも、今回は運動に焦点を当てた内容にしたいと思います。
ボディファシの大船本店では、最近筋トレが流行っているようで皆でトレーニングや栄養に関してマニアックな会話が毎日飛び交っています。
そこで、今回は本店で流行っている「筋トレ」の健康効果について書いていきたいと思います。
1、姿勢がきれいになる
2、痩せやすい
3、若さを維持しやすい
4、歩行や運動能力の維持
5、認知機能への効果
6、痛みの軽減
1、姿勢がきれいになる
僕たちも普段、みなさんの身体と向き合う中で多くの不調が姿勢不良から来ていることが多いです。
以前に姿勢について書いたこともありますが、肩や頭の位置が前にずれたり、骨盤の位置のズレから立ち姿勢や座り姿勢が大きくずれて、身体の様々な場所に負担がかかって症状を産み出していることが多くあります。
内臓や神経、ホルモン系にも負担がかかってしまうのです。
身体には姿勢を維持するための筋肉が沢山ありますが、それらを効果的に鍛えることで良い姿勢も維持しやすくなってきます。
一番簡単な筋トレはスクワットですね。
下半身から、お尻や、腹筋、背筋など手軽にバランス良く姿勢維持筋を鍛えることができます。
姿勢をきれいに保つことで健康を保ちましょう!
筋トレは姿勢維持に役立ちます。
2、痩せやすい
筋トレはダイエットにも役立ちますよ〜!
一般的には有酸素運動のほうが知られていると思いますが、実は筋トレのダイエット効果も無視することはできません!
大枠では2つ理由があります。
1つは基礎代謝のアップ。
これは有名かもしれませんね。
基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても生命活動を維持するために使われるエネルギーをさします。
この基礎代謝の3割を筋肉が体温を作り出すなどの活動によって占めているそうです。
ということは、筋トレで筋肉の量が増えることで日々のエネルギーの消費量が増えるわけです。
食事から摂取した糖質などのエネルギー源は、使われないものは脂肪として身体に蓄えられます。
普段から筋トレを習慣化して脂肪の蓄積を予防してく行きましょう!
もう一つ、筋トレは基礎代謝以外にも身体に溜まった脂肪を使ってくれる効果があるんです。
それは、筋肉痛と関係があります。
筋トレをすると筋肉痛が起こりますよね。
この筋肉痛、筋肉を限界まで使うことで筋組織が傷ついて起こります。
この筋肉についた小さな傷を治すために体が炎症反応を起こします。
その炎症反応によってつくられた物質の刺激によって痛みが引き起こされると言われていて、その痛みが筋肉痛なわけです。
この筋肉の修復作業を促進するために、身体は成長ホルモンを分泌して身体を再生させていきます。
実はこの成長ホルモンによる体組織の修復に脂肪がエネルギー源として使われるんです!
もっとわかりやすく言うと、筋トレで筋肉痛になると、それが治る過程で脂肪もエネルギーとして使われるわけですね。
3、若さを維持する
今日本はスーパー高齢化社会と言われています。
寿命が伸びるのは良いことですが、健康で長生きでなければ人生を謳歌はできませんよね。
いつまでも元気で若々しく自分の人生を歩みたいものですが、ここでまた筋トレが役立ちます。
先ほど成長ホルモンについて少し説明しましたが、この成長ホルモン、筋肉だけに作用しているわけではないんです。
肌や髪の毛、骨の成長にも関わってきます。
ということは、筋トレで成長ホルモンの分泌を促していると、肌や髪の毛は若々しく、骨密度も保ちやすいわけですね。
さらに筋肉量を増やし維持していると良いことがあるんです。
それは、身体は常に現在の状態をモニタリングしています。
脳は筋肉の量が減ると、成長を止め加齢が始まったと判断して成長ホルモンの分泌を減らしていくそうです。
筋肉量を維持していると脳はまだ身体は成長状態にあると判断して成長ホルモンを分泌してくれるわけですね。
特に下半身の筋肉量が成長ホルモンの分泌には影響が大きいようです。
4、歩行や運動能力の維持
若さを維持すると繋がる内容になりますが、いつまでも若々しく自分の足で歩いたり、運動を楽しんでいくためにも筋肉量の維持は欠かせません。
特に、40歳を過ぎると筋肉量は年間1%ずつ減っていくと言われているそうです。
70代にもなると筋肉量は20代の半分になるとも言われています。
ぜひ筋トレで筋肉量の減少に待ったをかけましょう!
5、認知機能への効果
筋トレには認知症予防の効果があると言われています。
すでに筋トレを軽度の認知症の治療に取り入れているクリニックがあるそうです。
筋トレをすることで、脳内の海馬という領域が増えたという事例もあるそうです。
海馬とは、記憶の一時預かりをしてくれている脳の領域になります。
海馬の働きと認知症は深い関係があるとも言われていますので、海馬が増えたら頭も良くなりますかね〜(笑)
筋肉の働きは脳が神経を使って支配コントロールしています。
筋肉量が増えるということはそれだけ支配コントロールしている脳も今までよりも多くの情報処理を求められますよね。
おそらくそこから脳の働きが刺激されて認知機能が高まるものと思われます。
筋肉量を増やし維持することこそ、これからの高齢化社会を楽しく生き延びるキーポイントかもしれません。
6、痛みの軽減
私たち整体師は普段から沢山の患者さんの痛みと向き合っています。
この痛み、実は非常に複雑で判断するのが時に厄介です。
なぜかというと、体内で起こる炎症反応からくるものと、脳の痛みを感じる部位の過剰反応や精神的なものなど様々な要因が複雑に絡み合っているからなんです。
でもご安心を。
筋トレをすると炎症も治まりやすく、また脳機能の向上も見込め、また精神的なトラブルにも大きく貢献してくれます。
筋トレで体を修復しようという炎症反応が起きるのはすでに書きましたが、この回復のプロセス、筋肉痛だけでなく他の部位の炎症反応にも効果があると思いませんか?
すでに出てきた成長ホルモンを取っても、全身の組織に作用するので筋トレをすると痛みの原因となる炎症反応を抑制することができそうですよね。
また筋トレはセロトニンなどの脳内の精神安定物質の分泌を促すと言われています。
セロトニンとは、脳内の神経伝達物質の一つです。
主な働きとしては、感情の働きが暴走するのを防いでくれるので精神の安定に欠かせない物質のようです。
実はこのセロトニン、痛みの抑制にも働きがあることが最近わかってきたようです。
筋トレをするだけでセロトニンが分泌され、脳機能や精神的な問題からくる痛みが軽減するなら楽なもんですね。
どうでしょう?
ちょっと筋トレしたくなりましたか?
ただ、筋トレと言うと凄くハードなものを想像しがちでハードル高く感じますよね。
どれ位の量や頻度でトレーニングをして良いかもわからないかもしれませんね。
最近の研究ではそこまでハードなものでなくても十分に健康効果があるということがわかって来ているようです。
普段運動習慣が無い方だと、エレベーターを使わずに階段を使うや、一駅前で降りてその分歩くぐらいでも十分に筋肉量は増えるようですよ。
先ずは日常生活でなるべく体を動かすこと。
そしてある程度体力がついたら、スクワットなどの簡単に出来るトレーニングを少しずつ始めるのはどうでしょう?
運動を続ける一番のコツは、少し物足りないくらいで終わると続けやすいようですよ。
皆さんの健康が、筋トレでより良いものになっていくと良いですね。